2012年8月21日火曜日

壁板張り


さて、このところは毎日家作りの方を全力で頑張っておりますが、いよいよ外壁の杉板を張る工程になりました。

「今夏中には土壁塗りも含めて何とか外壁を完成させたいな …」
と考えていましたが、結構あやしい雰囲気になってきました。

そうこうする内、九月の終わりには山梨の「八ヶ岳倶楽部」での展示予定もあります。
そちらの方の制作にも、ぼちぼちシフトして行かないとダメなので焦っております。




通気胴縁の取り付け等に意外と手間取りましたが、ついに杉板を張る事に!


一日目はこんな所です。
窓等、開口部のちょっとした切り欠きや付け足し等、現物合わせしながらの作業ですので思ったより進みません。

それと、足場の上によじ上ったり降りたりを百万回ほど繰り返しているので、疲れが尋常では無いです。

こう言った時には二人で仕事をすると、上と下との連携でかなり早く出来上がるものですが、まだミドちゃんでは文字通り、荷が重いようです。

二日目は要領も分かって来て、少しは早くなりました。


この辺で試しに動画をUPしてみます。あんまり面白くもないですが…

二日目はこの辺で終わりです。

二日目ですが、少し早めに終わりにして、ここから車で十分程走った所にある
「メケメケ食堂」という面白いレストランに、ライブコンサートを一家で観に行きました。
地元松川町出身のサトウリュ−スケというシンガーソングライターですが、とんでもなく
凄いアーティストなのです!興味のある方はyoutubeなんかで探してみてください。
私が思う所の「本当の本物の音楽」なので言葉ではうまく説明できません。



さて、壁板張りの三日目です。

きょうから(8/20)ミドちゃんは学校が始まります。
なんと、この辺では小学校の夏休みが異常なまでに短いのです。
意味が分かりません。
小学校の夏休みは一ヶ月以上無いと効果が無いように思うのは私だけでしょうか?
義務教育なのに全国でバラツキがあるのも変な話ですな。

とにかく、そう言う事でこれからは又、一人で頑張ります。
三日目にしてやっとこの面が全部張れました。
といっても、まだ釘二三本で仮押さえしているだけなのですが。
全部釘うちするのは、エアー釘打ち機を借りてからやってやろうと思っています。

そして反対側の玄関面も張り始めました!
西日が思った以上に暑くてこたえます。
明日はこの面、全部張ってやるぞ〜!!

と、ブログには書いておこう。








2012年8月18日土曜日

通気胴縁その二

一階部分の板張り下地ですが、板は縦張りにするので当然横向きに胴縁をたくさん取り付けることになります。

これを普通に取り付けたのでは通気性が今イチ良くないので、所々に半月型の切り欠きを施します。

バンドソーでスイスイと切って行きます。

こんな感じで残り代、最小で15mmくらいでしょうか。

半月型に切り欠いた所を、下から空気が上昇気流により上がってくるという仕掛け。

この通気胴縁ですが、普通の桟をまず縦張りしてから横張りすると通気層が出来るので、そんな工法も良く使われるようですが、手間も材料もたくさんかかりそうです。

それで取り敢えずネットで調べてみたら、こういった切り欠きタイプが最近流行っているのを知りました。
切り欠きのプロセスがちょいと面倒な気がしましたが、試しにやってみたらそんなに手間でも無かったです。
薄い桟を二重にするよりも丸く切り欠いている分、ストレスポイントも少なく、材料も少ないので良いのではないかと思います。



そして板を貼った後、気になるのはこの隙間に虫やら生き物が侵入して来て、巣を作ってしまう可能性がある事ですが、一番下と上の桟の開口部にステンレス製の防虫網を張って防いでおきます。

ガンタッカーで適当に取り付けます。

このステンレス網を切るのが意外に難しく、コツを掴むまで苦労しました。




後は板張りのてっぺんに取り付ける笠木と言うのでしょうか、水切りと言うのでしょうか、名前も良く知りませんが、そいつを作りました。

結構長い材料に溝を掘ったり、斜め切りしたりするので一人での作業は厳しいです。
そろそろ娘の翠に手伝わせても良い頃合いかも知れません。



長い材を縦挽きする時にテーブルの向こう側に受ける人が欲しいものです。


ミドちゃんにやらせてみたら、案外うまく行きました。

こう言った作業の場合、送るスピードと受ける方のスピードが上手く連動する
のが基本ですが、親子だけに不思議とピッタリ、シンクロするものですね。

仕上がった形状です。下側の大きな溝に壁板の上端が入ります。
大きめなのでその隙間から空気が出て行く訳です。
その隣の小さな溝は水切りです。



2012年8月14日火曜日

外壁〜通気胴縁

さて、あっという間にお盆に突入してしまいました今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私の方はと言えば、連日の猛暑の中での作業でさすがに疲労がたまり、今日は一日寝て過ごしました。
いろいろと、この夏中に施工しておきたい事があるのですが、体を壊してしまっては元も子もありませんからね。久しぶりにたっぷりと寝て、読書(杉作J太郎の最新刊)をしました。


前回のブログでご紹介したように、やっと外壁の足場を組めたので、いよいよその外壁下地を先日から一生懸命取り付けておりました。





























一階部分は杉板を縦張りして二階部分は土壁で仕上げる予定です。
その杉板を張る為に厚み30mmの桟を外壁に取り付けて行きます。

まず開口部のまわりや各コーナー部に釘打ちします。



開口部と言えば、窓は木製建具を自作するつもりですが、浴室の窓だけはアルミサッシにした方が後々の事を考えると良いという訳で、ずいぶん以前から不良在庫になっていたものを格安で手に入れておりました。
とりあえず、こいつを先に取り付けてしいます。


アルミの薄っぺらい窓枠をビスで取り付けるだけで、本当にこんなんで大丈夫なのか?
といった感想ですが、現代の建築はほとんどこんな感じのプロセスで成り立っているのでしょう。善しとしましょう。



開口部の輪郭が出来たところですがなんとなく家っぽくなって来たと思いませんか。
この次は横桟の取り付けですが、又次回にということで…