2012年9月16日日曜日

まだまだつづく外壁

相変わらずの日中の暑さですが、気がつくとあっという間に九月半ばになっていました。

本当はもちろん、九月になった時から気になっておりますが…。
というのは、以前にも少し触れましたが、この9/28(金)から10/4(木)の期間に個展の予定があるのです。詳しいことは私のwebsiteをごらんください。

会場は「八ヶ岳倶楽部」ギャラリーブースです。

ご存知、俳優の柳生博さんファミリーが創り上げた森の中の観光施設といいますか…、いやこの言葉だと少しニュアンスが違いますな。

いわゆる観光施設の雰囲気とはちょっと違って、私的な空間が発展していった結果、素敵な観光スポットになったような、うまく言えないですが、そんなところです。

このお店のギャラリーに今年の春くらいから、私の家具や木工グッズをすこし展示販売し始めましたが、この度は個展と言う事でちょっと気合いを入れて制作しないといけません。



というわけで、このところは本業の家具製作が忙しくなり、自宅建設の方も停滞中ですが、まだまだ報告していない作業工程もたまっています。

取り敢えず前回の続き的なかんじですが。

西側の壁面の足場が途中で放ったらかしになっていたので最上段まで追加工事しました。
もうだいぶ慣れたので、助っ人も無しで一人黙々と組み立てます。


本当に長い間、まとまった雨が降っていません。
雨が降ったら降ったで鬱陶しい気分になるのでしょうが、これだけ晴れが続くと暑くてたまりません。
とは言っても、秋の長雨が降り出す前に外壁を出来るだけ仕上げたいので、がんばらなくっちゃ(古)です。

単管の上部を屋根の垂木に固定。垂木に木材を固定して、
それと単管を焼き鈍し番線でくくります。
さすがにこれくらい高いところで作業すると怖くて疲れます。

午後になると反対側、東面が日陰になるのでこちらにかかります。
先日刻んだ庇を取り付けました。純和風ですね。何か神社みたいに
大袈裟な感じが面白くて気に入っています。

屋根面は先ずアスファルトルーフィングを張ります。
この後、水切り金物を取り付けてトタン葺きにするつもりです。

戻って西側ですが、板張り部分の下地に古畳を入れて行きます。
全部畳が入った後は例によって防水紙を張ります。
これで取り敢えず、いつ雨が土砂降りになっても大丈夫でしょう!

これから個展が終了するまでの間、しばらくは建築出来ませんが、結構疲れたのでここらでモードを変えて気分転換するのもかえって良いかもしれませんネ。

2012年9月7日金曜日

杉板張りその後等


最近の楽しみは、MilesDavisの20枚組ボックスセットCDをチビチビと聴く事です。

ここ何年かは、Youtubeを初めとしたインターネットサイトでいろんな音源を聴けるのでCDをすっかり買わなくなってしまいました。

「もうCDの時代じゃない、今後は一切買わないぞ〜!」

と意気込んでいた昨今ですが、Amazonのお知らせメールでこのボックスセットのリリースを知り、それがたまたまLPは持ってるけど、CDは無いなと言うのやら、何故か一回も聴いた事無いアルバムも入っていたりで、僕にとってはなかなか都合の良いラインナップだったのです。

気になるお値段の方がナント!¥4400です。これは一枚¥220というわけで、思わず久しぶりに購入してしまいました。中身は良いに決まっています。

そんなわけで、このところは主にMilesをBGMにしながらの贅沢な昼飯、晩飯です。



さて、自宅の建築ですが相変わらず外壁をちょっとずつ張っております。

東側妻面の板張り部分、断熱下地としての古畳が全て入りました。

畳を入れた上から防水シートを貼付けます。


南側はきだし窓のまわり。エアー釘打ち機でバンバンやります。

この釘打ち機は例によって工房わいまつ提供です。

釘打ち機で失敗したところは娘のミドちゃんが打ち付けます。
4〜5才位から本物の金づちを使って釘を打って遊んでいたのでノープロブレムです。

西側の通気胴縁もボチボチと取り付けています。

突きつけで張った杉板同士の間に上から細い桟を被せて打ち付けました。
なにか、うどん屋的な外観になってきましたが、その辺も関西人としては気に入っております。
いい感じのカツオだしの幻臭があたりに漂い始めていませんか。




東側の妻面にトイレと脱衣所の窓があり、そこのところの庇をどうしようかと以前からずっと考えていましたが、ついに決定しました。
腕木を出して母屋を掛けて垂木をかけると言う、純和風になります。

もっと簡単な箱形にする考えもありましたが、幅も四尺程なので家具と同じ要領で機械加工できそうです。
そうなれば、割と簡単に早く作れます!
横切り盤を使って垂木のかかる溝を切ったりします。
割と簡単に出来ました。

腕木のホゾ穴を柱に鑿を使って掘ります。

家具製作の時とは違っておもっきりダイナミックに鑿を叩くので気持ちがよいです。
これに比べたら家具はデリケートな仕事ですネ。




だいぶ出来てきましたが、西側の妻面がまだまだです。手間とエネルギーがかかりますわ〜。

2012年9月2日日曜日

壁面杉板張りなど

前回のブログから早くも十日以上経ってしまいました。

相変わらずこちらは暑くて、ほとんど雨も降りません。
(朝晩は涼しくなっているのですがね〜)

これも建築日和なので善しとしなければ、なのですが直射日光がきつくて色々と段取りを考えなければいけません。

何せ、少しでも太陽に当たるとそれだけで滅茶苦茶に体力を消耗するので、建物の陰になる面で作業をする事が鉄則になります。

朝は西側の妻面と南側、昼は北側の面、そして夕方が近づいて来たら東側面と言う風に移動しながらの工事なのです。


さて、前回同様に杉板を張ったり、下地を作ったりしました。

4mの杉材を用意しているのですが、取り回しを良く考えて長さ切りをしないと大幅に足りなくなりそうです。

だんだんと日差しが南側に回ってきました。カラータイマーが鳴っている感じです。

 この日はこんなところ迄。
あんまり進んでいないようですが、二階の一部の壁に畳を入れて防水紙を張ってあります。


西側の面にも通気胴縁を取り付けます。

足場の上での作業もだいぶ慣れましたが、金づちで釘を打つ時にパイプが時々邪魔になるのがやりづらいです

反対の東面二階部分にも壁に古畳を取り付け始めました。

この畳を取り付ける作業が本当に大変な思いです。
というか、重いのです。

最近はこう言った仕事にも慣れて来たとはいえ、あまりにも肉体的な作業の繰り返しで、だんだんとシーシュポス的な苦行をやらされているような気になって来ております。

とにかく、完成迄にやる事が無限に在るので、遥か彼方の事はとりあえず考えないようにして、今出来る事だけを黙々とやっているだけ。と言う精神状態を演じて頑張っています。
(ほんとは先の事や財政状況や本業の予定等、色々と考えているのですが。複雑〜!)