2013年5月30日木曜日

土壁中塗り


さて,GWもとうにに過ぎ去った今日この頃ですが、もうすでに梅雨入りしているとか。
この間まで、寒いさむいと言ってはストーブを使っていたのですがね〜。

もうすぐですが、また個展を開催予定です。今、その準備と製作に追われております。

今回は山梨県の甲斐大泉にある「八ヶ岳倶楽部」という、ギャラリーやレストラン等がある、森の中の素敵な観光施設です。(期間は6/7~13です。当方サイト参照

その製作の合間では有りますが、自宅建築の方も少しは進んでいるのです。

まず、二階の子供部屋に木製サッシを取り付けました。
このサッシは思えば二年程前になりますが、陶芸家の友人、酒井隆夫氏のお宅を訪ねた時に思いがけずGETしたものなのです。

酒井さんもセルフビルド派で、何年もかかってログハウスをコツコツと自分で建てたというので、見学に行った時の事。

建築の苦労話等をしているうち

「そういえばこのキッチンとの間仕切りの窓、取り付けたものの熱気がこもって暑いんだよねー、これ良かったらあげようか?」

と、話が急展開してすぐに取り外すことになったのです。

「この窓が法嶋くんの新しい家に嵌まっているなんて、愉快じゃないか!」

江戸っ子らしい気風の良さで、二重ガラスの木製サッシ一式をプレゼントして頂きました。

それから二年程あっという間に経ってしまいましたが、土壁の中塗りをそろそろ始める段取りになったので、とりあえず先に建具だけは取り付けておく事に…。

無塗装の様だったので、プレポリマー塗装をしました。
担当は仁和子専従者です。

窓枠の取り付けです。外側の壁面仕上がり予定位置より15mmくらい外に出しています。

久しぶりに二階の足場での作業。
慣れたとはいえ、危ないです。

サッシもめでたくマウントされたので、いよいよ土壁の中塗りに取りかかります。

例によって技術指導ならびにミキサー等の機械、ボランティアスタッフの手配、等々は全て工房わいまつの全面的バックアップによります。本当に鬼のようにビューティフルな御仁です。


工房わいまつ提供のミキサーです。
パン捏ね機に似ています。


去年塗った荒壁の土が結構残っているので、これに川砂と中塗用の細かい藁スサを混ぜて中塗り土を作ることにしました。

これはミキサーで少しずつ様子を見ながら各材料を混ぜて行きます。
わいまつ氏もこの割合については、はっきりとした数字では表せない様です。
もうちょいかな〜?とか言いながら、混ぜ合わせてベストコンディションを探っています。
お好み焼きのタネを作っている感じとでも申しましょうか…。
一冬越した荒壁土を練り直すのに裸足でがんばっているのはツナ君と
たまたまやって来たので、参加する羽目になった写真家の根津さん。
玄人はだしです。

今回の助っ人の紅一点、藤井もえちゃんです。
現在は子育て主婦業ですが、本職の左官職人だったのです。
荒壁塗りも手伝って頂きましたが、やはりコテさばきが素晴らしい。
色々とコツを伝授して頂きました。




大工メンバー達には先ず、外側の塗りをお願いしました。
特にケラバのてっぺんは危ないですからね。
僕もケラバの一部分を塗りましたが、足場に手すりがないので最高にスリリングです。
後からやって来たもえちゃんの旦那、藤井さんが
壁土を二階に上げる手伝いをしてくれました。
やっぱり壁塗りはおもしろいですわ。なんでかね〜?

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